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Claude Code本がAmazonで1位になりました

Oikonです。『Claude Code実践入門 [生成AI深掘りガイド]』という書籍を、KDDIアジャイル開発センター(KAG)の前川蒼さんと執筆しました。

タイトルにあるように、ありがたいことにAmazonの売れ筋ランキングのコンピュータ・ITカテゴリ1位になりました!

コンピュータ・ITは、以下のようなカテゴリ階層で示されます。

  • すべてのカテゴリー
      • コンピュータ・IT ← ここ
        • プログラミング
        • アプリケーション
        • データベース
        • …など

「かなり大きめのカテゴリなので凄い」ということをSBクリエイティブ担当編集の方から教えてもらいました。

これも世間的なClaude Codeの盛り上がりと、「深掘りシリーズ」を執筆された御田稔(みのるん)さん、森田和明さん、熊田寛さん、大坪悠さん、塚田真規さんと、SBクリエイティブさまが積み上げてきたものがあるからだと思います。

ちなみにSBクリエイティブさまの「深掘りシリーズ」は以下の書籍たちです。

SBクリエイティブの深掘りシリーズ4冊の一覧。Claude Code実践入門、Amazon Bedrock AgentCore実践入門、AIエージェント開発/運用入門、Amazon Bedrock 生成AIアプリ開発入門の書影と紹介文が並んでいる

さて、本書は著者(主にOikon)が、暇さえあればエゴサして購入していただいた方のコメントや疑問を拾っております。出版からおよそ1週間経って、感想やコメントを数多くいただいたので、本記事で拾いつつOikonの個人的なClaude Codeについて意見や温度感を述べられたらと思います。

主に以下の感想・コメントを取り上げます。

  • Xにてハッシュタグ「#ClaudeCode深掘りガイド」がついたもの
  • Amazonのレビュー
  • その他、Oikonがエゴサをして見つけたもの

ざっくりとコメントを分類しつつ見ていきたいと思います。

書籍についてのコメント

フルカラーはやはり読みやすい

「フルカラーは読みやすい」「フルカラーで良いですね」というコメントを数多くいただきました。

そう!本書はフルカラーなのです!

336ページですよ?異常です笑

執筆時にSBクリエイティブさまからフルカラーという話を聞いた時は、そこまで重く受け止めていませんでしたが、いざ書籍になるとフルカラーであることがどれだけありがたいかよくわかりました。

Claude Codeというシンプルな画面のツールを扱った書籍ですが、フルカラーの恩恵は計り知れません。著者陣が伝えたい表現がほぼそのまま書籍に載るので、圧倒的に分かりやすくなりました。すでに他の技術書を書かれたことがある方からは「フルカラーで羨ましい」などのお言葉をいただきました。

あとはフルカラーの初稿をみた際に、フルカラーならではの表現も色々思いついて、いくつか書籍に盛り込んでいます。本書を読まれた方はわかるはず笑

5章・6章のエンプラの内容が良い

というわけで『Claude Code 実践入門』、食べ終わったので感想。 まず第4章までのClaude Codeの基本的な使い方や拡張などについては、多くが他の類似書籍にもある内容ですが、おそらくは初心者が入りやすいよう小難しい説明は少なめでスッキリまとめられている印象です。 初めてClaude

Azure Kamsaki oSushi
Azure Kamsaki oSushi
@kamsakihiyuuma

Oikonさんと前川さんの共著『Claude Code 実践入門』が届きました! 食べていきます!

Amazonレビューのスクリーンショット。星5評価で「Claude Codeを社内展開している/する人は必見」というタイトル。6章のセキュリティ・コンプライアンスのプランごとの差分や社内展開時の方法、ROIとして稟議にあげるべき内容、KPIダッシュボードや利用ガイドラインが参考になったという内容

いただいたコメントに目を通していると、5章と6章について評価してくださっている方が非常に多かったです。

1章〜4章はClaude Codeの基本的な使い方を棚卸ししており、他の書籍でも扱っている内容が多い一方で、5章・6章はチーム開発のClaude Code利用や自動化、組織でClaude Codeを利用する際にどのような点に気をつければ良いかを盛り込んでいます。私が知る限り他のClaude Code本ではほぼ扱っていなく、この書籍が唯一無二だと思います。

以前の記事にも書いたのですが、Claude Codeが世の中で認知・普及し、現在は個人から組織利用に移っているフェーズです。昨年まではClaude Codeの単一の機能やノウハウだけでも革新的でしたが、複数人でプロジェクトを回す際には、これまでとは別の視点でのClaude Codeの実践方法を理解する必要があります。

本書の企画を行った2月時点で必ずこれらの組織向けの情報が必要になると思い、Claude Codeをいち早く組織導入し、他社のお客さまとも導入の話をしてきたKAGと前川さんの経験を盛り込むことを決めました。本書の感想をいただき今になって思えば良い判断だったと思います。

おそらく一部の方には「またClaude Codeの書籍が出たのか」と思われているかもしれませんが、本書はこれまでのClaude Code本とは別の切り口からアプローチしており、何かしら学びがあるはずです。

CLIに絞っているのが良い

「Claude Code実践入門」届いた!まだざっと見ただけですが、-pの構造化出力、しらなかった! 感銘を受けたのは、IDE統合の話、Claude Desktopのはなしがなかったこと。

Oikon | Claude Code深掘りガイド
Oikon | Claude Code深掘りガイド
@oikon48

Claude Code実践入門 [生成AI深掘りガイド] が本日発売されます! 久々に記事も書いたので、こちらもどうぞ! #ClaudeCode深掘りガイド x.com/i/article/2087…

こちらの本をひと通りざっと目を通したので皆さんにも内容のご紹介を。 入門した人、使い慣れてる人、双方にとって値段以上の価値があると言えると思います。 特に豊富な拡張機能の種類や使い分けに言及されていて、その判断基準まで示されている点には助かりました。

Oikon | Claude Code深掘りガイド
Oikon | Claude Code深掘りガイド
@oikon48

Claude Code実践入門 [生成AI深掘りガイド] が本日発売されます! 久々に記事も書いたので、こちらもどうぞ! #ClaudeCode深掘りガイド x.com/i/article/2087…

本書はClaude Code CLIに絞って掲載しています。理由の多くは書籍内にも書いていますが、書いていない話で言うとClaude Codeは圧倒的にCLIユーザーが多いからです。

以前Xでアンケートを取ってみました。

Xでの2つのアンケート結果のスクリーンショット。「どのClaude Codeをメインで使ってる?」ではCLI(ターミナル)が68%と圧倒的で、VS Code系の拡張機能が16.4%、Desktopアプリが7.4%。「どのCodexをメインで使ってる?」ではDesktopアプリが46.3%で最多、CLI(ターミナル)は26.4%

Claude CodeとCodexのユーザー向けに、どのインターフェースで利用しているかをアンケートで聞いてみたところ、CodexはDesktopアプリが多いのに対して、Claude CodeはCLI(ターミナル)と回答している人が圧倒的でした。これは個人的な体感とも一致します。

またVS Code系の拡張機能やDesktopアプリを含めると、UIの変化に大きく振り回される可能性が高く、書籍の寿命をできるだけ長く維持するためにCLI(ターミナル)に絞ることにしました。

ただ一つここでお伝えしたいのは、実は本書にはVS CodeとDesktopアプリを扱った付録があるのです。

本書にはハンズオンリポジトリが存在し、その中に付録も別途置いています。確認したい方は書籍内のリポジトリリンクにアクセスしてみてください。VS Code拡張機能とDesktopアプリの画面がCLIの操作とどう対応しているか、本書に関連する内容は全て記載しています。

ハンズオンリポジトリの「付録(任意)」セクションのスクリーンショット。本文はClaude Code CLIを主線にしており、VS Code拡張やデスクトップアプリのCodeタブから同じ機能を使いたい場合はappendix/を参照するよう案内している

ちなみに付録だけでも20ページ以上あるのですが、書籍のページ数の関係で付録は全てダウンロードコンテンツになりました。無念。笑

Opus 5が書籍に入っている

この書籍の記述にはClaude Opus 5が入っています。気づいていただけたの嬉しいです。

Claude Opus 5がリリースされたのは2026年7月24日であり、本書の発売日は同年8月14日です。地味にすごくないですか?

一般的な認識だとAmazonのページが公開された時点(本書だと6月ごろ)で書籍の内容は確定していると思われている方も多いかもしれませんが、本書はかなりギリギリまで盛り込める情報を追い続けました。もちろんモデルのリリースは今後も続くことを考慮して、可能な限りモデルの番号や性能に依存しないような内容に調整して執筆しています。

私はClaude Codeの初期から毎日のように、Claude Codeのアップデートと仕様変更を追い続けてきた経験をもとに、書籍に入れるべき内容はすぐに反映してきました。今回のClaude Opus 5は分かりやすい例ですが、その他の細かい変化も取捨選択して可能な限り書籍に盛り込んでいます。

Claude Codeの機能理解のパート(主に2章〜4章)も、必要な情報をできるだけ最新の状態で入れています。すでにClaude Codeを利用されている方も新しい発見があると思います。

Claude Codeを紙の書籍で学ぶ意義

この記事を書いている日に面白いトピックがTLに流れてきたので、取り上げたいと思います。

I don’t know why anyone would learn Claude Code by reading a book, but apparently it’s a thing in Japan (なぜ誰かが本を読んでClaude Codeを学ぶのかわからないけど、どうやら日本ではそういうものらしい。)

このポストに対して色々な意見がリプや引用で見られたのは興味深かったです。

書籍を出版するのには、一般的にはいくつかの理由があると思います。

  • 趣味や仕事として
  • 体系的に技術をまとめる
  • 著者の権威性をつける
  • 出版社が書籍を売る
  • 日本の商業出版の文化
  • その他色々な理由

今回このポストが話題になったのは、

「Claude Codeという変化の早いツールを書籍で学ぶのは馬鹿馬鹿しい」

「公式ドキュメント読んで使えば分かるだろう」

「分からないことがあればAIに聞けば良い」

「所詮情報商材と同じで中身スカスカだろ」

というような意見が多かったためと個人的には認識しています。

私もClaude Codeは、毎日の変更履歴を追って公式ドキュメントを読んで実際に使って分からないことがあればClaude Codeに聞けば良いと思っていますし、実際そうしています。

これはClaude Codeや他のAIツールに限らず、「書籍で読まずにAIに聞いて実行してもらえば良いのでは」という意見に通じるかもしれません。

ではClaude Codeのような紙の書籍を読む意義は何なのか。

個人的には「書籍を通して体系的にその分野のことを学び、知識としての『フック』を著者の経験と考えを通して得ること」が一つの価値だと思っています。(ここでは「フック」は、たしかこういう概念や技術があったよな、と思い出させる引き出しのようなものを指すことにします。)

今の時代はAIに聞けば多くのことは分かりますが、そもそも聞くためのキーワードや概念を知っていなければ適切に聞くことはできません。そのキーワードや概念の多くはこれまでの自分の経験を通して「フック」培われるものであり、「フック」を得る一つの手段が書籍を通して著者の体系的な知識や技術をトレースすることだと思います。

例として、本書はClaude Codeのエンタープライズ利用について書いていますが、コンプライアンスチームとの連携についてはどうすれば良いでしょうか?本書を一読していれば、「Compliance API」というものがあったな、と「フック」に引っかかりそこを起点に調査や利用をすることが可能です。

自分で調べて「フック」を獲得することはできますが、書籍を通して「フック」を得るのも有効な手段だと個人的には思います。

おわりに

『Claude Code実践入門 [生成AI深掘りガイド]』が出版されて1週間ほどですが、多くの方からさまざまな意見をいただきました。ありがとうございます!自分にとっても学びになっています。

もしこれから読んでいただける方は、Xで「#ClaudeCode深掘りガイド」とハッシュタグをつけるか、Amazonでレビューしていただけると嬉しいです。必ず見に行きます。

書籍発売日にもブログを書いているので、良ければそちらも読んでみてください。

Claude Codeの書籍を執筆して思うこと
Claude Code実践入門の発売に寄せて、執筆の経緯と、動きの早いAIツールを紙の本にまとめた理由を書く
oikon48.dev