Claude Code Weekly Updates (2.1.120 - 2.1.126)
2026年4月27日~5月3日の間の、Claude Codeの変更について個人的に気になったものをピックアップしました。
近頃はAnthropicのClaude Codeの変更量は少し減っており、比較的穏やかな週でした。
TL;DR
version: 2.1.120 -> 2.1.126 (Changes: 113) Important topics:
- Claude Code モバイルアプリでターミナル通知 (PushNotification) を受け取れるように
claude project purgeでプロジェクトの全 Claude Code 状態を削除するサブコマンド追加--dangerously-skip-permissionsで.claude/、.git/、.vscode/、shell config への書き込みが通るようにANTHROPIC_BASE_URL互換ゲートウェイの/v1/modelsを/modelピッカーが使うように- Plan モード中でも auto モードを併用できる
useAutoModeDuringPlan設定 /resumeの検索ボックスに PR URL を貼ると当該セッションが見つかるように- Bedrock サービスティア (
default/flex/priority) を選ぶ環境変数ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER
Claude Codeに関するトピック
Claude Code モバイルアプリでターミナルの通知を受け取れるように
ターミナルで走らせている Claude Code の完了通知を、iPhone などのモバイルアプリ側で受け取れるようになりました。流れとしては、/remote-control でモバイルアプリをペアリングしてから、/config で Push when Claude decides を有効化する、という 3 ステップです。
Claude Code can now send push notifications to your phone when a long task finishes or Claude needs your input. Walk away from the terminal, we'll let you know when it's done.
ただし制約があり、通知が届くのは Remote Control が有効なセッションだけです。ローカルで走らせるすべてのセッションで通知を受け取りたい場合は、/config から Enable Remote Control for all sessions を true にしておくと良いです。

claude project purge と --dangerously-skip-permissions の挙動緩和
v2.1.126 はプロジェクト単位で Claude Code の痕跡を一掃する claude project purge [path] サブコマンドが追加されました。トランスクリプト、タスク、file history、config エントリの全状態を削除する破壊的なコマンドで、--dry-run、-y/--yes、-i/--interactive、--all オプションがあります。社内 PC を返却するときや、別案件に同じディレクトリを使い回すときの掃除に使えます。
同じ v2.1.126 で --dangerously-skip-permissions の対象範囲も広げられていて、これまでは止められていた .claude/、.git/、.vscode/、shell config ファイルなどへの書き込みも通るようになりました (壊滅的な削除コマンドだけは引き続きプロンプトで止まります)。

「気軽に dangerously-skip-permissions を貼ると、これまで保護されていた領域も含めてエージェントが触れる」という解釈になります
Code with Claude (開発者カンファレンス) のライブストリーム登録
Anthropic の開発者カンファレンス Code with Claude が開催されます。今年は Claude Code 開発者向けセッションが充実しており、Anthropic のエンジニアが直接 Claude Code の使い方やハーネス内部の話をする場が用意されています。ライブストリームの登録ページが公開されているので、参加できないユーザーも視聴用に登録しておくと安全です。
Code with Claude, our developer conference, returns next week. Whether you're just getting started with Claude Code or you've been building for a while, there's a session for you. Register for the livestream: claude.com/code-with-clau…
その他①: Claude Code の満足度が落ちている疑惑
今週は Claude Code の出力品質に対する満足度がもう一度落ち、Codex 多めで作業しているという声が個人的にも周りでも目立ちました。CHANGELOG ベースで見ても、先週のような大きな機能追加は v2.1.126 までほぼ発生しておらず、内部で品質の調整に時間を割いているフェーズに見えます。前回の postmortem (4/23) で挙がっていた要因のさらに先で何かを調整している可能性が高く、今週の v2.1.122 / v2.1.123 が小粒なリリースだったのもそれと整合します。
短期的には /effort を明示的に上げる、Codex などの別エージェントを併用してタスク種別で使い分ける、といった現実解で凌ぐのが手堅いです。
その他②: Claude Desktop に Blender / Ableton / Adobe / Autodesk Fusion などのクリエイティブ系コネクタが追加
Claude Desktop からクリエイティブ系ツールを直接操作できるコネクタ群が追加されました。Blender コネクタでは、3D シーン全体を Claude が分析・デバッグしたり、複数の 3D オブジェクトに変更をバッチ適用するカスタムスクリプトを構築できます。
Claude now connects to the tools creative professionals already use. With the new Blender connector, you can debug a scene, build new tools, or batch-apply changes across every object, directly from Claude.
今回追加されたコネクタは Ableton、Adobe for creativity、Affinity by Canva、Autodesk Fusion、Blender、Resolume Arena and Resolume Wire、SketchUp、Splice です。Claude Desktop の Connectors から各ツール名で検索して有効化できます。Claude Code とは別レイヤーですが、コーディング以外の領域に Claude のエージェント能力が広がっていく流れの一端として押さえておくと良さそうです。
Claude Code Changelog
v2.1.120 (22 changes)

先週ロールバックされていた v2.1.120 が今週改めてリリースされた版です。Windows での Git Bash 不要化と、claude ultrareview [target] の CI / スクリプト向け非インタラクティブ実行が目玉です。
Windows で Git for Windows (Git Bash) が不要に
Windows: Git for Windows (Git Bash) is no longer required, when absent, Claude Code uses PowerShell as the shell tool
Git for Windows がインストールされていない Windows 環境で、Claude Code が PowerShell をシェルツールとして使うようになりました。Windows での導入ハードルが一段下がる変更で、関連して v2.1.121 で MS Store / MSI / .NET global tool 経由の PowerShell 7 検出も入っています。
claude ultrareview [target] で CI からのレビュー実行
Added
claude ultrareview [target]subcommand to run/ultrareviewnon-interactively from CI or scripts, prints findings to stdout (--jsonfor raw output) and exits 0 on completion or 1 on failure
/ultrareview を CI や任意のスクリプトから非インタラクティブに走らせる claude ultrareview [target] サブコマンドが追加されました。stdout に結果を出力 (--json で生 JSON)、完了時 exit 0 / 失敗時 exit 1 という素直な仕様で、PR チェックや夜間バッチに組み込めます。
Skills から ${CLAUDE_EFFORT} を参照
Skills can now reference the current effort level with
${CLAUDE_EFFORT}in their content
Skill 内のコンテンツから現在の effort レベルを ${CLAUDE_EFFORT} で参照できるようになりました。high / medium / low で挙動を分岐する Skill を書きやすくなります。
AI_AGENT 環境変数で gh CLI のトラフィック識別
Set
AI_AGENTenvironment variable for subprocesses soghcan attribute traffic to Claude Code
サブプロセスに AI_AGENT 環境変数を設定するようになり、gh CLI が GitHub API トラフィックを Claude Code 起点として識別できるようになりました。レートリミットの精算や監査ログでエージェント起点を分けたい場合に効きます。
v2.1.121 (39 changes)

ツール検索遅延を回避する alwaysLoad、孤立プラグイン依存を一掃する claude plugin prune、PostToolUse で全ツールの出力を差し替えられる updatedToolOutput 拡張など、運用に効く要素が揃ったバージョンです。
MCP サーバー設定に alwaysLoad オプション
Added
alwaysLoadoption to MCP server config, whentrue, all tools from that server skip tool-search deferral and are always available
MCP サーバー設定に alwaysLoad: true を指定すると、そのサーバーのすべてのツールが ToolSearch 遅延を経由せず常に利用可能になります。タスク冒頭で必ず使う MCP ツールがある場合、ToolSearch を挟まずに即座に呼べるので、ツール選択にかかるトークンと往復回数を削減できます。
claude plugin prune で孤立した自動インストール依存を削除
Added
claude plugin pruneto remove orphaned auto-installed plugin dependencies;plugin uninstall --prunecascades
依存関係で自動インストールされたプラグインのうち、もう使われていないものを削除する claude plugin prune が追加されました。plugin uninstall --prune でアンインストール時にカスケード削除する形にもできます。
PostToolUse フックで全ツールの出力を差し替え可能に
PostToolUse hooks can now replace tool output for all tools via
hookSpecificOutput.updatedToolOutput(previously MCP-only)
PostToolUse フックの hookSpecificOutput.updatedToolOutput が、これまでの MCP ツール限定から全ツールに拡大されました。Bash や Read、Edit などの組み込みツールでも、フック側で出力を加工 (機密情報の伏せ字、結果の整形など) してからモデルに返すことができます。
--dangerously-skip-permissions で Skill / Agent / Command への書き込み許可
--dangerously-skip-permissionsno longer prompts for writes to.claude/skills/,.claude/agents/, and.claude/commands/
--dangerously-skip-permissions 利用時に .claude/skills/、.claude/agents/、.claude/commands/ への書き込みが許可されるようになりました (v2.1.126 でさらに .claude/ 全体や .git/ へと拡大されています)。
/skills への型インクリメンタル検索
Added a type-to-filter search box to
/skillsso you can find a skill in long lists without scrolling
Skill 一覧が長くなりがちな環境向けに、/skills ダイアログに型インクリメンタル検索が入りました。
v2.1.122 & v2.1.123 (19 changes)

PR URL から該当セッションを引き当てる /resume 拡張、Bedrock サービスティアの環境変数選択、Vertex AI / Bedrock 周りの細かいバグ修正が中心です。v2.1.123 は OAuth 401 リトライループの 1 件のみで、合算しています。
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER 環境変数
Added
ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIERenvironment variable to select a Bedrock service tier (default,flex, orpriority), sent as theX-Amzn-Bedrock-Service-Tierheader
Bedrock のサービスティアを default / flex / priority から環境変数で選べるようになりました。X-Amzn-Bedrock-Service-Tier ヘッダー経由で送られるので、Bedrock 側のキャパシティ管理を CLI レベルで制御できます。
/resume 検索に PR URL を貼り付けて当該セッションを検索
Pasting a PR URL into the
/resumesearch box now finds the session that created that PR (GitHub, GitHub Enterprise, GitLab, and Bitbucket)
/resume の検索ボックスに PR / マージリクエストの URL を貼り付けると、その PR を作成したセッションを直接見つけられるようになりました。GitHub、GitHub Enterprise、GitLab、Bitbucket すべてに対応しています。レビューでつついた PR の元セッションに 1 ステップで戻れるので、レビュー → 修正のサイクルが速くなります。
v2.1.126 (33 changes)

claude project purge、--dangerously-skip-permissions の対象範囲拡大、ANTHROPIC_BASE_URL 互換ゲートウェイの /v1/models 利用と、運用に効く新機能が連続して入った版です。Read tool のレガシーモデル向けマルウェア判定リマインダー削除なども含まれています。
claude project purge [path]
Added
claude project purge [path]to delete all Claude Code state for a project (transcripts, tasks, file history, config entry), supports--dry-run,-y/--yes,-i/--interactive, and--all
プロジェクトの全 Claude Code 状態 (トランスクリプト、タスク、file history、config エントリ) を削除する claude project purge [path] が追加されました。--dry-run で確認、-y / --yes で確認スキップ、-i / --interactive で対話的削除、--all で全プロジェクト一括の挙動が組み合わせられます。
--dangerously-skip-permissions の対象範囲拡大
--dangerously-skip-permissionsnow bypasses prompts for writes to.claude/,.git/,.vscode/, shell config files, and other previously-protected paths (catastrophic removal commands still prompt as a safety net)
--dangerously-skip-permissions が、これまでセーフネットで止められていた .claude/、.git/、.vscode/、shell config ファイルなど、保護パスへの書き込みを通すようになりました。rm -rf / のような破滅的削除コマンドだけは引き続きプロンプトで止まります。
CLAUDE.md などプロジェクト設定の更新まで自動化したいユースケースには嬉しい変更ですが、.git/ まで触れる挙動はかなり強い権限になります。auto モードでルールベースに細粒度制御する形に切り替えるのが安全です。
ANTHROPIC_BASE_URL 互換ゲートウェイの /v1/models 利用
The
/modelpicker now lists models from your gateway’s/v1/modelsendpoint whenANTHROPIC_BASE_URLpoints at an Anthropic-compatible gateway
ANTHROPIC_BASE_URL が Anthropic 互換ゲートウェイを指している場合、/model ピッカーがゲートウェイの /v1/models から取得したモデル一覧を表示するようになりました。LiteLLM、Helicone、社内ゲートウェイなどを噛ませている環境で「実際に使えるモデル」が CLI 側にそのまま反映されます。
Auto モードのスピナーが赤色に変わる挙動
Auto mode: the spinner now turns red when a permission check stalls, instead of looking like the tool is running
Auto モードで permission チェックが詰まったとき、スピナーが赤色に変わるようになりました。これまで「ツールが動き続けているように見える」紛らわしい状態だったので、視覚的に止まっていることがわかりやすくなります。
大きな画像を貼り付けたときのセッション破壊修正
Fixed pasting an image larger than 2000px breaking the session, images are now downscaled on paste, and oversized images in history are automatically removed and the request retried
2000px を超える大きな画像をペーストするとセッションが破壊される問題が修正されました。ペースト時にダウンスケールが入るようになり、履歴に過大画像があった場合は自動で削除して再リクエストする復旧フローも入っています。
Windows 関連の改善
Windows: PowerShell 7 installed via the Microsoft Store, MSI without PATH, or
.NET global toolis now detected Windows: when the PowerShell tool is enabled, Claude now treats PowerShell as the primary shell instead of defaulting to Bash Windows: clipboard writes no longer expose copied content in process command-line arguments visible to EDR/SIEM telemetry; also fixes >22KB selections not reaching the clipboard
Windows 環境での PowerShell 検出経路の拡大 (Microsoft Store / MSI / .NET global tool)、PowerShell 有効時のプライマリシェルが PowerShell になる挙動、クリップボード書き込みが EDR / SIEM の監査ログに露出する問題の修正など、Windows 周りの底上げが入りました。
おわりに
Thank you for reading!